僕らの学校は今日卒業式があります。
僕は“在校生”の立場です。
そして放送委員なのでひたすら機械やってます。
音響とかカメラとかライトとか･･･。
で　祐輔は“卒業生”の立場です。
もう学校で会うことはできなくなります。

考えてみれば　僕と祐輔の出会いは放送室でした。
1年生のとき僕が結子に誘われて
1年生放送委員募集に行ったのが始まりです。
でもそのときはまだ別の人が好きでした。
そしてその人を諦めたとき　傍に居たのが祐輔でした。
最初は先輩だと思っていました。
でも　いつの間にか好きになっていたのです。
それが1年生の最後の方でした。

2年生になっての大きな仕事が市総体の撮影でした。
僕ら2年生は3年生と一緒にペアになったんですけど
顧問が決めていたペアで　祐輔は理子ちゃん(2年)とでした。
で　僕は未来先輩と一緒でした。
でも　途中で理子ちゃんが放送を放棄して帰ったので
僕は祐輔と未来先輩と撮影することになりました。
そのときに僕は祐輔に優しくしてもらって　
ますます好きになっていったのでした。

その後もちょくちょく祐輔の優しさが見られました。

で　１０月２４日　祐輔を諦めようと思いました。
前々から思ってたことが当たってました。

未来先輩と祐輔は前に付き合ってました。

僕　そういうところでは勘が働くんですよ。(笑)

正直　どちらかがまだ相手を想ってるような気がしてたんですよ。
だから　諦めようと思いました。
４日後に会う約束してたから　そのあと諦めようって。
メールも全部断ろう　って。

そして運命の１０月２８日　祐輔に告白されました。
僕の家で。(笑)

祐輔が僕の家に来て、ずっとテレビ見てたんですよ。
確かＤＥＡＨＴ･ＮＯＴＥの録画したやつ。
そのときからすでによく分からない探り合いが。(何)
『好きな人だれ？』っていう。そしたら『好きです。』って。

実を言うと、僕の方が永く想ってたんですよ。
僕が2005年の前半から　祐輔は2006年の夏から。
でも僕　恥ずかしがり屋だしフラれるのが怖くて
『どうせあと1年ちょっとで居なくなる。』
って思って　僕の想いを自然消滅させようとしてました。

今思うと　諦めなくてよかったです。
もしかしたら　その頃僕はリストカットしてたから
同情とかかな　とも思いました。
でも　リストカットを止めたけど一緒に居てくれるから
祐輔の気持ちは同情なんかじゃないと思います。
僕もその気持ちに答えれるように頑張ります。

って、祐輔のこと話し出すと止まらないね。(苦笑)